人生を情熱的に刺激的に荒々しくジェット中島です。
いつも真面目な事を不真面目に書いているオレです。
いや、逆か・・・不真面目な事を真面目っぽくかいている汗
マインドセットとかの話しが多かったから、今日は少しライトな話しをしていこう。
オレの本業(2019年10月24日現在)はベトナムにある内装会社の社長だ。
そこで、よく聞かれる質問に答えていく
オフィス内装ではどこにお金を掛ければ良いの?
エントランスとチェア!
以上!
えっ、唐突すぎて分からない?
テーマが曖昧なまま初めても分からない?
ああ、そうだった汗
では、真面目に説明していこう。
ただその前にこれだけ説明させて。
この記事を読んで得られるメリットとは
- オフィス作りの事が分かる
- お金の有効活用方法を知れる
- 少ないお金でもコストを投資に変えれる方法が分かる
現在携わっている内装とは
一般的に内装とかインテリアって言うと街の雑貨屋さんを思い浮かべるんじゃないかな。
もしくはIKEAのような家具屋さん、でもオレがやっている内装は全く違う内装。
物を売る内装ではなく、サービスを売る内装業。
具体的にはオフィスデザインという分野に取り組んでいる。
内装の分野といってもビジネスとしては広く、ざくっとこれだけある
- 店舗・ショップデザイン:飲食店・アパレル・小物ショップ
- ホスピタリティデザイン:ホテル・旅館等
- 住空間デザイン:一戸建て〜マンションまでの住む場所
- オフィス空間デザイン:働く場所をデザインする
それぞれの分野は細かいところでは技術や知識も違っていて、
オレがやっているのは働く場所を提案して、工事を行うこと。
つまり働き方の概念をオフィスに反映して、より作業の効率化が図れる場所を作ること。
イメージはChief22880によるPixabayからの画像
上記のような会議室のイメージ。
オフィスを作る時は、働経営者がく場所に求める理想を決めて
それを内装会社が聞き取り、デザインに起こした後に予算やスケジュール等を
決めて現実的な形に落とし込む。
通常は2つの形態で仕事を請け負う!
- オフィス新設: 新しくオフィスを作る事→会社設立時の一回のみ。
- オフィス移転:オフィス新設後2〜3年後に新しい場所に移ること。
他にも細かくするとオフィス改装というのもあり、これは壁や床の一部を改装するのみに限られる。
本業のために物理的に働く場所が必要だから、我々みたいなオフィス内装業者に声が掛かる。
簡単に図にまとめた。
計画から施工まで一手に受けるのが今やっている仕事。
この際にどこにお金を掛ければ良いのかは明確に答えられる。
それが1番最初に回答したエントランスとイスだ。
エントランスとは
エントランスは受付エリアと呼ばれる場所で
企業と来訪者が1番最最初に接点を持つ場所で、企業の顔とも言われる。
例えば、これはグーグルオフィスのエントランス。
出典:Pinterest
会社のミッション、ビジョン、カラー等企業が持っている
価値観が反映されている。
なぜエントランスが大事なのか···
メラビアンの法則というのを知っているだろうか?
人の心象を話す時によく用いられる法則。
第一印象は見た目が55%と言われるヤツ。
話しをする時にはこういう順番で伝わる。
- ·内容 :7%
- ·大きさ·トーン :38%
- ·見た目 :55%
喋っても全然伝わらねえ!
つまり、どれだけ君を愛しても1/3も伝わらない♪という事になる。
上記は人との出会いの例だが、会社のエントランスでも一緒だと思う。
採用面接時に人事の人が色々会社の事とかを話したりするが
殆ど覚えてないよね?
この会社良い!
この会社で働きたい!
って思うのって高尚なレベルな事ではなく、もっと感覚的なモノ。
これが採用面接時の印象にも繋がるし、
来訪者へのブランディングにも繋がる。
だからエントランスは大事なんだ。
どれくらいお金を掛ければ良い?
エントランスは企業の価値観を表す場所、そしてそこで印象が決まってしまう。
結論から言うと10〜20万円くらい余分に掛けよう。
あれ?それだけって思うからもしれない。
ただ、ここで少しのお金が捻出出来るかどうかは超重要。
ベトナムでは100m2(≒33坪)のオフィスを作った時の単価は約300万円!
3万円/m2は掛かる事になる。
以外とお金が掛かる。
ほとんどの企業に取って年間予算が決まっている中で
あと追加で10〜20万円出すのは正直難しい部分もある。
でもね、超重要だから全体でオーバースペックになっている部分を見直してでも、見栄えの良いオフィスを作って欲しい。
それでも、お金を余分に出すのが難しければ、
どこか年間の予算で10万円程削ってでも捻出しよう。
数年はこれが使い続けれられるモノだから、2年で計算しても1年間5万程だけ。
このお金が出せないというのであれば、そのビジネスは致命的だ。
チェアにお金を掛ける
「チェア」イコール「執務チェア」だ。
営業以外の部門の人は、1日の内大半をオフィスで過ごしている。
その中で大半の人イスにずっと座りっぱなしだ。
長時間座っている際にパフォーマンスに影響してくるのが
執務(≒作業用)チェア。
つまり仕事をするために座るチェアね。
良いモノを使ってパフォーマンスが上がるいうことは無いが
悪いモノを使い続けているとストレスが掛かり身体を痛める事が多い。
自分のパフォーマンスを落とさない為に、良いイスを使うのだ。
そこで職位毎におすすめのチェアを列挙していきたい。
日本だとこういう情報が腐るほど出てくる。
だから、今回はベトナムで手に入る物だけを中心に伝えて行く。
おすすめなチェア①:一般スタッフ用
ARIA(東洋工芸)
実勢価格:約1万5000円
こちらはウチの事務所でも使っているメッシュチェアだ。
背中の部分は普通の物だと蒸れてしまうが、メッシュだと長時間座っていても
蒸れを感じない。
そして、メッシュチェアの弱点としては張り地が布の為、強度が弱い。
強度が弱いと背中を支えきれずに、腰を痛めてしまう事が多い。
こちらにはランバーサポートと呼ばれる腰をしっかり支える機能もついており
快適性も高い商品だ。
スタッフ用チェアという基準で考えた時に
ベトナムで安価に手に入る商品だと、まずこちらを推したい。
おすすめなチェア②:マネージャー用
実勢価格: 約2万5000円
こちらは日本のホームページを見ると定価5万3500円となっている。
ただし、実際の購入費用はもっと安い。
メーカーが提示している定価というのは、
BtoC用の参考価格くらいに考えてもらって構わない。
内装業者や代理店をやっている会社等には50%くらいの価格で入って
そこから手数料を引いた価格で販売される。
実際は定価の60%以内くらいに収まる。
お客さんでは全部自分で手配する人が多いが、
実は価格と手間の面で大きく損をしている事が多い。
これ実は自宅用で購入したのだが、使って1年すこぶる快適だ。
以前は安物のチェアを使っていて、腰を痛めてしまった。
それを反省して良いチェアに変えたところ大正解だった。
そして、前のイスは個人的にChatWorkエバンジェリストというのを努めているが、そこで仲良くなったChatWork社の堀江さんにプレゼントした。
この向かって右に写っているやつね。
ところで、お子さんが堀江さんに似てなくてw、天使みたいに可愛かった
マネージャー用とは書いてあるが、価格もそこそこ安い。
お金に余裕がある場合はリーダー以下に使っても良い。
ウチの会社では社内で仕事をすることが多いデザイナーには
このチェアを使ってもらっている。
おすすめなチェア③:エグゼクティブ用
最後にもう一点だけおすすめしたいチェアがある。
Vista (東洋工芸)
価格:4万円〜
一般スタッフ用で紹介したのと同じメーカーの製品。
先程紹介したAJは自宅で用で使っており、こちらはオフィス用で使っている。
元々のオフィス家具の歴史は1930年代あたりから
アメリカのHerman Miller社が先陣をきって普及に努めてきた。
そこで使われているイスは高いがどれも質が高く
一度座ったら離したくなくなるくらいだった。
特にオレが好きなのがSAYL CHAIR
こちらにインスパイアされて作られたのがVISTAチェアだ。
昔は背面の素材が布ばっかりだった、その中で樹脂を使い初めて見栄えも機能も良いチェアとして仕上げたのがこの製品だ。
オリジナルのモノだと10万円くらいするものが、
VISTAだと半額以下で手に入るのは素晴らしい。
東洋工芸と聞くとあまり聞き馴染みが無いかもしれないが
大手家具メーカーの商品をOEMとして製作している、謂わば製造の裏方を担っている為、イスは文句なしに良い。
実際VISTAも使って2年くらい経つが、腰痛持ちだったオレがそんな事を忘れてしまうくらい調子が良い。
座面は決して柔らかく無いが、身体のバランスが上下左右に安定させている感覚がある。
そして、長時間座った時に身体にシンクロしている感覚を覚える。
違うチェアに座るとこれを欲する程に今は気に入っている。
事務所で使うチェアでお金を掛けたいのであれば、VISTAを選ぼう。
社長、取締役、役員といったエグゼクティブクラスに特におすすめだ。
ということで、今回は事務所でお金の掛けどころ理解してもらうための解説をしていった。
おさらいをすると2点だけにお金を使う
- エントランス
- 10〜20万円分余分に見る
- チェア
- パフォーマンスに寄与するので、良いモノを使おう
- Aria-約1万5000円→一般スタッフ向け
- VAJ−約2万5000円→マネージャー向け
- VISTA−約4万円→エグゼクティブ向け
- パフォーマンスに寄与するので、良いモノを使おう
エントランスに関しては、少し余分にお金を掛けて自分達の価値観を反映出来るモノを作っていく。
チェアはパフォーマンスを落とさない為に、そこそこ良いモノを使っていく。
この記事を書いている時に気がついたのだが、イスは3点とも日本製だった。
今までさんざんアメリカ製、中国製、ヨーロッパ製、マレーシア製、ベトナム製を使ってきたが、金額、フィット感、機能を総合で選んだ時は日本製が1番良かった。
まあ、難しい事は考えずにこの2点だけ考えてお金を使って行こう!
[…] 先日チェアに関する記事を書いたが、実はこの水野さんと話しをしてその重要性を再認識した結果、書く事にした。 […]