人生を情熱的に刺激的に荒々しく、ジェット中島です。
今回もTWでの呟きを基に内容を書いていくよー!
そう今回の内容は内装で覚えておくべき「吸音」のまとめ
内装 #吸音材 まとめ
□吸音材
#ロックウール
>音を吸収
>要工事:壁内に埋め込み
>低価格□吸音パネル
フェルト等
簡単設置、工事不要
>吸音効果は低い
>低価格⁰□ #サウンドマスキング
雑音で隣の音が聞こえない
値段高い、要電源工事*番外編
□エアタイトドア
>扉下塞ぎ音漏れを防ぐ pic.twitter.com/RFx17uTxSw— jetnakajima/ビジネスをクリエイティブへ解放する起業家 (@jet_nakajima) October 15, 2020
内装の吸音・防音3選
内装では心がける事が多々あるが、一言でまとめると機能美が必要だ。
使い勝手が良いのに見栄えが良いというのは、オフィスデザインをしている時は本当に心がけていた。
オフィス環境で気をつける事は下記の5点
- 光
- 熱
- 空気
- 音
- 振動
全部話してもよいのだが、前回壁の事を話したので、「壁と音」に着目して話すことにしてみた。
騒音とは・・・
まず騒音とは何?という話しから入ろう。
音圧(音の大きさ)はデシベル(db)という単位で示される。
ただし、デシベルと言われてもピンと来ないだろうから、それぞれの基準は下記を見て欲しい
- 60db: 掃除機、洗濯機、トイレの流す音、普通の会話→うるさい
- 50db: 静かな事務所 →普通
- 40db: 市内の深夜 →静か
うるさく感じるのは60db以上の数値であるから、これを10db程度下げてあげれば
不快というレベルではなくなる。
なので40~50db程度に抑えられるのが一番ベストなやり方だ。
そのためには、音のエネルギーが物にぶつかると小さくなるという性質を利用する方法が一番の近道だ。
今日はその3選+αを伝えていこう。
吸音材
内装では工事を行う前に必ず音が気になる部分には対策を打つ。
特に部屋を区切った時には廊下と接する部屋、会議室間の壁には防音対策が取られる。
その時に壁に埋め込まれるのがロックウールやグラスウールと呼ばれる吸音材だ
通常、間仕切の壁は石膏ボードを使い区切られるが、
その際に目に見えない細かい穴、そして天井裏を抜けて音は隣の空間にぬけていく。
こちらの製品を壁に埋め込む事により音エネルギーを吸収して、より小さい音に抑える事が可能になる。
効果は-5db程度だと言われている
実際は下記イメージのように埋め込まれる。
この製品は音と一緒に熱も吸収してくれるので、住宅では防音+断熱材として使われる。
オフィスだと熱は不要なので防音材としての機能を果たす。
壁を建てる時に一緒に設置をすれば、施工も簡単で値段も高く無いが後から入れようとすると
壁を一度取り外して入れ直す為、大掛かりになってしまう。
個人で使う場合は、90cmx180cmx5枚で約1万円程度
法人は上記の5000~7000円くらいの金額が目安。
吸音パネル
次に紹介するのは工事が不要でただ設置を行うだけの吸音パネルだ。
こちらフェルトやポリウレタン等の素材を使い、音エネルギーを吸収するやり方だ。
一番代表的なのが東京ブラインドから出ているフェルトーンという製品だ。
ただ置くだけなので簡単だが、前に紹介したグラスウールと比べると効果は低い。
実験ページがあったのでそこから効果測定の結果を引用していこう
400Hzから10,000Hzの中高音域に対して、おおよそ2~9dBの吸音効果が期待できる
URL:https://www.phileweb.com/review/closeup/tokyo-blinds/report01.html
ただし、実際にはこのようにブラインドタイプの物を部屋全体に設置して防音はしないケースがほとんど。
またこの章では吸音”パネル”という形で紹介をしているので、このパネル単体だけでは1~3db程度だと予測される
金額は一般販売だと90cmx90cmのパネル1枚で57,200円
以外と高い・・・
こちらが必要になるケースは壁をもう建ててしまった空間に対して簡易的に防音対策をやる場合だ。
あくまで簡易的な防音対策なので、こちら発生しないように工事開始前に予め対策を取ろう。
それでもダメな場合のみに使用しよう。
また一般の人には上記は少し高すぎてお勧めは出来ない。
そんな時はDIY的にも防音対策を取ることが出来る。
こういうポリウレタン製の吸音材を壁に貼りつけていくというやり方だ
こちらは30cm*30cm*2.5cmx96枚セットで14,999円だ
以前私が働いていたコワーキング内の電話ブースにもこれが壁一面に張り巡らされていた事があり
その時は狭い空間だったせいもあり、音が吸収されている効果が実感出来た。
見栄えはあまり良くは無いがやすく済ませるのであれば一番てっとり早い。
サウンドマスキングシステム
こちらは近年オフィス内で使われるシステムである。
音のエネルギーを吸収しようという考え方ではなく、違う音を混ぜて気にならなくしてしまうやり方。
上記はKOKUYOの製品だが、空調音を気にならないレベルで流して、会議室間での会話内容をわからないようにしてしまう。
上記の2種のやり方は防音対策によるストレス軽減が目的だが、こちらは音のプライバシー保護が目的
だからマスキングという名前通りに、音にマスクを掛ける、正体不明にしてしまう
そう、このように・・・
って、ミル・マスカラスかーい!
千の顔を持つ男じゃねえよ!
気を取り直して説明をすると、こちらはスピーカーを天井に設置して適度な音を流すして
それをコントローラーで制御をしていくのみである。
取付には電源が必要であるが、作業は1~2日程度で終わる。
ただし、金額はかなり高い。
スピーカー3台とコントローラー1台で102万円、もしくは21,420円/月(5年リース)である。
機密事項を守る必要がある業態、政府の会議室、士業、もしくは経営者会議を行う場には有効だが
それ以外のところには宝の持ち腐れになってしまう。
エアタイトドア
これについては知識としてはあるが、見せれる資料が現時点で無いので次回番外編でお伝えしていこう。
参考URL
- 日本騒音調査「騒音値の基準と目安」
- パラマウント硝子「グラスウールの特長/防音性」
- 東邦精機「騒音」
- 東京ブラインド「フェルトーン」
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